いじめの実態

いじめの現状を知っていますか?

いじめの認知件数は612,496件(平成30年度)児童1,000人あたり46.5件、1校当たりの認知 件数は16.3件にもなります。。

統計データには現れないいじめを考えると、この数字は氷山の一角と言えるかもしれません。多くの子どもたちが巻き込まれているいじめ問題を、社会として大人として見過ごすわけにはいきません。

 
  • いじめの認知件数は612,496件(小学校484,545、中学校106,524、高等学校18,352、特別支援学校3,075)で過去最多。
  • 小学校で増加傾向が続いており、特に低学年で多い状況にあります。
  • いじめ防止対策推進法第28条第1項に規定する重大事態の発生件数は723件(前年度602件)。
  • いじめを認知した学校数は30,583校。全学校数に占める割合は82.6%
  • 1,000人当たりの認知件数も3年前に比べて2倍以上 (25年度13.4、26年度13.7、27年度16.5、28年度23.8、29年度30.9) となっています。
  • そのうち警察に相談・通報した件数は1,111件(小学校257、中学校538、高等学校289、特別支援学校27)。
  • (※文部科学省「児童生徒の問題行動・不登校等生徒指導上の諸課題に関する調査結果について」令和2年11月13日より)
  • 全国215か所の児童相談所が児童虐待相談として対応した件数は3193,780件と過去最多でした。対前年度比+21.2%(33,942件の増加)となっています。
  • (※厚生労働省「児童相談所での児童虐待相談対応件数」令和元年度より)
  • 仲間はずれ、無視、陰口をされた経験がある児童は約9割、した経験がある児童も約9割にも及んでいます。いじめ問題に関する基本的認識は「深刻ないじめは、どの学校にも、ど のクラスにも、どの子どもにも起こりうる」としています。
  • (※文部科学省「小中学生への6年間のいじめの追跡調査」平成28年6月より)
  • 学校におけるいじめに関する事件数は1,126件
  • 子どもの人権110番への相談件数は15,603件
  • 減少傾向にあるものの高水準で推移しています。
  • (法務省「人権侵犯事件の状況について」令和2年度より)
  • 児童・生徒からのSOSミニレターの受領通数は13,685件
  • SOSミニレターを端緒とする受理件数は15,594件にもなります。
  • (法務省「子どもの人権SOSミニレター事業の実施内容」令和2年度より)
 

いじめの発見、相談、対応のほとんどが学校で行われている現状。

子どもが、まず初めに相談するところは学校の担任教師になります。

いじめの加害者が存在すると思われる環境で相談することは、見つかったらもっとひどいことをされるのでは?と考え躊躇します。

仮に相談することが出来たとして、学校で解決できなかったとき、子どもは頼る場所がなくなってしまうのです。

真っ先に保護者に相談できれば良いのですが、子どもは保護者には心配をかけたくないと相談しないことが多く、頼ってきたときには問題が大きくなっている可能性があります。

最終的に保護者にも頼らなければ、より悪い事態へと進んでしまいます。

私たちはこの現状を止め、みんなで子どもたちを救う方法を考える必要があります。

 
<いじめの態様>

・冷やかしやからかい、悪口や脅し文句、嫌なことを言われる:61.9%
・軽くぶつかられたり、遊ぶふりをして叩かれたり、蹴られたりする:21.4%
・仲間はずれ、集団による無視をされる:13.7%
・嫌なことや恥ずかしいこと、危険な ことをされたり、させられたりする:8.2%
・金品を隠されたり、盗まれたり、壊されたり、捨てられたりする:5.5%
・ひどくぶつかられたり、叩かれたり、蹴られたりする:5.4%
・金品をたかられる:1.0%
・パソコンや携帯電話等で、ひぼう・中傷や嫌なことをされる:2.9%
・その他:4.3%

 
<いじめの発見のきっかけ>

・アンケート調査など学校の取組により発見:54.2%
・本人からの訴え:17.6%
・学級担任が発見:10.4%
・当該児童生徒(本人)の保護者 からの訴え:10.2%
・児童生徒(本人を除く)からの 情報:3.4%
・学級担任以外の教職員が発見 (養護教諭,スクールカウンセラー 等の相談員を除く):2.2%
・保護者(本人の保護者を除く) からの情報:1.2%
・養護教諭が発見:0.3%
・スクールカウンセラー等の相談 員が発見:0.2%
・地域の住民からの情報:0.1%
・学校以外の関係機関(相談 機関等含む)からの情報:0.1%
・その他 (匿名による投書など):0.1%

 
<いじめられた児童生徒の相談の状況>

・学級担任に相談:80.8%
・保護者や家族等に相談:21.6%
・学級担任以外の教職員に相談 (養護教諭,スクールカウンセラー 等の相談員を除く):7.4%
・友人に相談:6.6%
・誰にも相談していない:5.4%
・養護教諭に相談:2.6%
・スクールカウンセラー等の相談員 に相談:1.9%
・学校以外の相談機関に相談 (電話相談やメール等も含む):0.5%
・その他の人(地域の人など)に相談:0.4%

 

(※文部科学省「児童生徒の問題行動・不登校等生徒指導上の諸課題に関する調査結果について」令和2年11月13日より)